鬼怒川氾濫でなぜ倒壊を免れた?ヘーベルハウス驚愕の耐津波構造
建物の外壁に採用されている「ALC軽量気泡コンクリート(ヘーベル)」も、激流に対する堅固な防御壁として大きな役割を果たした。内部に無数の微細な独立気泡を持つこの素材は、水に浮くほどの軽量性でありながら、優れた耐火性と高い強度を兼ね備えている。
大量の浸水や破片の衝突を受けた際にも、外壁パネルが破砕に耐えつつ、背後の鉄骨躯体が水圧による全体の歪みを最小限に制御する。木造住宅のように水分を含んで急激に剛性を失うことがないため、外圧による局所的な損傷にとどめ、家屋全体の倒壊を防ぐことに成功したのである。