ガムシロップの成分は体に悪い?砂糖との違いや健康リスクの真相を徹底解説

ガムシロップの成分は体に悪い?砂糖との違いや健康リスクの真相を徹底解説の重要なポイントについて、最新情報を取りまとめてご紹介します。

アイスコーヒーに注ぐとスッと馴染む透明な液体。原材料表示のラベルを確認すると、そこには「砂糖」ではなく「異性化液糖(果糖ブドウ糖液糖)」の文字が筆頭に記されているケースがほとんどです。

ガムシロップの歴史を紐解くと、もともとは19世紀のバー文化や西洋菓子作りにおいて、砂糖と水を1対1で煮詰める過程で植物樹脂「アラビアゴム(Gum Arabic)」を少量添加したことに端を発します。アラビアゴムを加えることで、シロップが冷えた際に砂糖が再結晶化してジャリジャリする現象を防ぎ、独特のとろみと口当たりを維持することができました。これが「ガムシロップ」という名称の本来の由来です。

しかし、現在の食品加工技術の進化に伴い、結晶化しにくい液状の糖が安価に大量生産できるようになりました。そのため、現代のカフェやスーパーで見かける使い切りポーションタイプのガムシロップには、アラビアゴムは基本的に使われていません。代わりに主役を務めているのが、トウモロコシやジャガイモなどのデンプンから酵素分解によって精製された「果糖ブドウ糖液糖(高フルクトース・コーンシロップ=HFCS)」です。

アイスコーヒーに通常の砂糖を入れても底に沈んで溶け残ってしまいますが、ガムシロップが素早く均一に溶ける理由は、この異性化液糖がすでに単糖類(ブドウ糖と果糖)に分解された液状の分子構造を持っているからです。冷水環境下でも結晶化せず、低い温度帯においてより強い甘みを感じさせる特性が、アイスドリンク専用の甘味料として重宝されている理由です。

関連記事