Snsで話題のジェネリック化粧水は本当にデパコス級?成分の違いと真相を徹底比較
現在、ネット上で「デパコスそっくり化粧水」として比較される対象は、主に3大メガヒット商品に集中しています。その筆頭が、SK-IIの象徴である「フェイシャルトリートメントエッセンス」と、ドラッグストアや韓国コスメで台頭するガラクトミセス培養液化粧水の比較です。
SK-IIの独自成分「ピテラ™」は、特別な酵母株から厳格な温度・湿度管理のもとで生み出される独自のガラクトミセス発酵代謝物。50種以上のアミノ酸、ビタミン、ミネラルが極めて絶妙なバランスで溶け込んでいます。対する市販のガラクトミセス培養液配合プチプラ(魔女工場やCOSRX、あるいは日本のドラッグストア向けPB製品など)は、同じ発酵カテゴリーに属するものの、発酵に用いる酵母株や培養液の抽出プロセス、不純物の除去純度が根本から異なります。発酵物は微生物の機嫌によって産生される代謝産物が大きくブレるため、SK-IIが数十年にわたり蓄積した発酵プロファイル管理技術を他社が数千円の単価で完全再現することは技術的・コスト的に不可能です。
もう一つの代表例が、イプサ「ザ・タイムR アクア」の代替品探しです。肌荒れ防止と美白を兼ねる「トラネキサム酸」や抗炎症の「グリチルリチン酸ジカリウム」を核とする処方に対し、ロート製薬の「肌ラボ 白潤プレミアム」や資生堂「アクアレーベル」が代替候補として頻繁に比較されます。こちらは医薬部外品の有効成分が共通しているため、肌荒れ予防やメラニン生成抑制という一定の薬理作用においては確かな共通基盤を持っています。しかし、イプサの真骨頂である「アクアプレゼンターIII」という独自の人工水溶性バリア技術(肌表面に留まり水分をじっくり放出し続ける多重抱水技術)は特許で強固に保護されており、角層の保水メカニズムそのものは全く同じではありません。