フジテレビ看板犬ラフくんの正体!犬種や中の人の噂と誕生秘話
ラフくん誕生の秘密を紐解くには、フジテレビが歴史的な大転換を迎えた1990年代後半に時計の針を戻す必要があります。1997年、同局は長年親しまれた新宿区河田町から港区台場のFCGビル(丹下健三設計の社屋)へと本社を移転しました。しかし、巨大な近未来都市への移転直後は、どこか視聴者との距離感が遠のいたような印象を与える懸念がありました。
そこで1999年4月、フジテレビは開局40周年を機に伝説的なステーションキャッチコピー「きっかけは、フジテレビ。」を大々的に展開します。この一大ブランディングキャンペーンの象徴として世に送り出されたのがラフくんでした。アートディレクションには、当時の日本のカルチャーシーンを牽引していたトップクリエイターが関わり、従来の局キャラクターにありがちだった硬さを排した、脱力感のあるポップな造形が生み出されたのです。
さらに、ファンを驚かせるのがラフくんプロフィール詳細の作り込みの深さです。単なるマスコットにとどまらず、情緒豊かなバックボーンが公式に設定されています。
特に弟の「ウメちゃん」や両親といったファミリーの存在は、お台場の大型夏イベントなどで家族連れが足を運ぶきっかけとして極めて機能的な役割を果たしました。