肺気腫とCopdの違いとは?「実は別物ではない」初期症状と最新治療を徹底解説
COPD発症リスクを算出する上で医療現場が重視するのが「ブリンクマン指数(1日の喫煙本数 × 喫煙年数)」です。この指数が400を超えるとCOPD発症リスクが急激に上昇し、600を超えると高リスク群として厳重な警戒が必要とされます。
ここで多くの喫煙者が抱く誤解が、「紙巻きタバコから加熱式タバコへ移行したから肺気腫の進行は止まるのではないか」という楽観視です。
学術機関による最新のエアロゾル分析では、加熱式タバコであっても微小粒子状物質や有害な化学物質、ニコチンが確実に肺胞深部へ到達していることが確認されています。気道上皮細胞の障害や酸化ストレス、慢性炎症を引き起こす機序は依然として存在しており、「加熱式ならCOPDにならない」という言説は科学的根拠を欠いた俗説に過ぎません。
また、受動喫煙による非喫煙者の発症例や、調理時のバイオマス燃料煙、工場等の粉塵被曝も発症因子の約1割を占めており、煙に晒されるすべての環境がリスクファクターとなります。