髪のゴワつきは傷みじゃない?捻転毛の原因と見分け方・正しい治し方

髪のゴワつきは傷みじゃない?捻転毛の原因と見分け方・正しい治し方とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

捻転毛(ねんてんもう)とは、毛幹(髪の毛の本体)がリボンやらせん階段のように不規則にねじれている状態のくせ毛を指します。通常の直毛が円形に近い断面を持つのに対し、捻転毛の断面は楕円形や平らな形状になっており、1本の毛髪の中で太さが均一でなく、ねじれた部分が極端に細くなっているのが構造的特徴です。

このねじれ構造により、光が乱反射してツヤが失われやすく、手で触れたときに「ザラザラ」「チリチリ」「ゴワゴワ」とした独特の引っかかりを覚えます。さらに、細くなっているねじれ部分は物理的な強度が非常に弱いため、日常のブラッシングや摩擦で途中でプチプチとちぎれやすい弱点も持ち合わせています。

日本人のくせ毛は大きく分けて4種類に分類されます。それぞれの特徴を整理した比較データは以下の通りです。

くせ毛の分類毛髪構造・断面形状手触り・外見的特徴施術・ケアの難易度捻転毛(ねんてんもう)平らな楕円形、らせん状にねじれザラつき、太さが不均一、切れ毛多発高(薬剤浸透のムラや熱への配慮が必須)波状毛(はじょうもう)楕円形、規則的な波打ちうねり、湿度による広がり中(日本人に最も多く縮毛矯正で伸びやすい)縮毛(しゅくもう)不揃いな扁平形、細かく縮れ強いチリつき、ボリューム過多高(強力な薬剤と丁寧なアイロン操作を要する)連珠毛(れんじゅもう)数珠状に太い部分と極細部分が連続ボコボコした感触、極めて脆く折れやすい最高(薬剤塗布で断毛するリスクが高く難関)

捻転毛の正確な見分け方として有効なのが、「指先スライドチェック」と「白紙コントラスト観察」です。指の腹で1本の毛髪を根元から毛先に向かって滑らせた際、ツルツルと均一に進まず、途中で引っかかりやザラつき、太さの急激な変化を感じる場合は捻転毛の可能性が濃厚です。また、抜けた毛を白い紙の上に置き、光を当てながらルーペやスマートフォンの接写カメラで見ると、毛が細かくねじれている様子が視認できます。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest