「坊主丸儲け」は嘘か本当か?宗教法人の税金と住職年収のリアル

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ことわざ辞典や語源研究によると、「坊主丸儲け」という表現は江戸時代から明治期にかけて広まったとされる。本来の坊主丸儲けの意味と由来は、僧侶が仕入れ原価を持たずに知識や読経という技術だけで対価を得る様子を、元手なしで利益を得る商売に例えた言葉遊びである。

「髪の毛を丸刈りにした坊主」の「丸」と、「元手がかからず丸ごと儲かる」の「丸」を掛け合わせた地口(語呂合わせ)が発端であり、決して「寺院の経営者が大富豪である」という経済的事実を指した言葉ではなかった。商人や農民から見れば、商品を仕入れる資金や天候に左右される農作物と異なり、体一つで活動できる僧侶の姿が「リスクのない商売」のように映った背景がある。

だが、当時の寺院は地域社会の戸籍管理(寺請制度)や教育(寺子屋)を担う公共インフラであり、決して私利私欲の蓄財機関ではなかった。元手がかからないという外見上の特徴だけが一人歩きし、現代に至る「お寺は楽をして稼いでいる」という根強い偏見の土台となってしまった。

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