耳管狭窄症の治し方徹底解説!長引く耳の詰まりを解消する治療とNg行動
耳が詰まったとき、無意識にやってしまいがちな行動の中に、病状を劇的に悪化させる致命的なトラップが存在します。それが「鼻すすり(鼻を強くすする行為)」です。
耳が塞がると、鼓膜を動かそうとして思い切り鼻をすする癖を持つ人が少なくありません。しかし、鼻をすする行為は鼻腔内を強力な陰圧にし、連結している中耳内の空気を一気に吸い出すことになります。これにより中耳腔の陰圧化が極限まで進み、以下の重篤な合併症を引き起こす引き金となります。
- 滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん):陰圧に耐えかねた周囲の粘膜から血管外の浸出液が中耳内に染み出し、鼓膜の奥に水が溜まって難聴が固定化する。
- 癒着性中耳炎・真珠腫性中耳炎:薄くなった鼓膜が中耳の内壁に張り付いたり、鼓膜の一部が袋状に奥へ落ち込んで耳の骨を溶かす危険な中耳炎へと進行する。
また、自己流で力任せに鼻をつまんで息を吹き込む「バルサルバ法(強い耳抜き)」を頻繁に行うことも厳禁です。鼻腔内に細菌やウイルスが存在する場合、強圧によって病原体を中耳へと押し込み、急性中耳炎を発症させる原因となります。「詰まりが取れないからと力強く耳抜きを繰り返す」「鼻をすする」という2大NG行動は直ちに中止しなければなりません。