柏通り魔事件・竹井聖寿の現在と動機|生い立ちから無期懲役の真相
この事件が社会に異様な戦慄を与えた最大の要因の一つが、逮捕直前のメディア露出とネット生配信でした。犯行直後、竹井受刑者は事件の第一発見者や目撃者を装って現場周辺に集まったテレビ局の取材に平然と応じ、カメラの前で流暢かつ不穏な証言を語っていました。
さらに警察の包囲網が狭まる中、自室から「FC2ライブ」やニコ生(ニコニコ生放送)でのネット生配信を敢行。ネットユーザーに向けて凶行をほのめかす言動を行い、警察官が突入する直前には「ヤフーチャット万歳!」や「チェックメイト」と絶叫するなど、自らの犯罪をリアルタイムでコンテンツ化する劇場型犯罪の極致を見せつけました。
裁判において弁護側は精神障害や心神耗弱による減刑を主張し、長期にわたる精神鑑定が実施されました。しかし、精神医学の専門家による鑑定結果および裁判所の判断は明快でした。竹井受刑者には反社会性パーソナリティ傾向や自己愛的な偏りはあるものの、善悪の判断能力や行動制御能力を著しく喪失した精神疾患は認められず、完全責任能力を有していたと断定されました。