エクセルで偏差を求める完全ガイド!標準偏差や偏差値との違いを徹底解説
エクセルで作業を始める前に、まず押さえておくべきなのが「偏差」「標準偏差」「偏差値」という3つの概念の根本的な違いです。現場の実務では、依頼者が「ばらつき(標準偏差)」を見たいのか、「全体の中での相対位置(偏差値)」を知りたいのかを正確に汲み取る必要があります。
統計学上の定義は以下の通り極めてシンプルです。
- 偏差(Deviation):各データが「平均値からどれだけ離れているか」を表す数値(個別データ − 平均値)。プラスにもマイナスにもなります。
- 分散(Variance):偏差をそのまま足すと合計がゼロになってしまうため、偏差を2乗した値(偏差平方和)の平均をとったもの。
- 標準偏差(Standard Deviation):分散の平方根をとったもの。データの単位を元の数値と揃えた「ばらつきの平均的な大きさ」を示します。
- 偏差値(Standard Score / T-score):平均を50、標準偏差を10になるよう変換した数値。異なる母集団やテスト間でも相対的な実力を比較できます。
単に「偏差」を求めたい場合は、エクセルの特別な統計関数を探す必要はありません。基本の引き算と平均値を求めるAVERAGE関数の組み合わせだけで即座に算出できます。