豆苗の栄養価はほうれん草超え?再生栽培の真実と損しない食べ方
ボディメイクや体重管理に取り組む層の間で、豆苗はブロッコリーに並ぶ神食材として定着しつつあります。豆苗のダイエット適性を数値で検証すると、可食部100gあたりのエネルギーは約27〜31kcal、糖質はわずか0.5〜1.3g程度。糖質制限中であっても気兼ねなくメニューへ組み込める圧倒的な低糖質・低カロリー設計です。
しかし、「身体に良いから」と毎食のように大量摂取することには注意が必要です。豆苗の食べ過ぎを控えるべき理由には、生理学的な2つの要因が存在します。
第1の理由は、不溶性食物繊維の過剰摂取による消化器への負担です。豆苗には100g中約1.8〜2.0gの不溶性食物繊維が含まれています。適量であれば腸の蠕動運動を活発にして排便を促しますが、一度に過剰摂取すると腸内で水分を吸って膨らみすぎ、かえって便秘を悪化させたり、ガスが溜まって激しい腹部膨満感や下痢を引き起こしたりするリスクがあります。
第2の理由は、薬理作用との相互作用(ビタミンKの過剰摂取)です。豆苗に極めて豊富に含まれるビタミンKは、血液を凝固させる働きを持っています。そのため、心筋梗塞や血栓症の治療・予防として抗凝固薬「ワーファリン(ワルファリン)」を処方されている患者は、薬の効能を弱めてしまうため、納豆やクロレラと同様に摂取制限の対象となります。健康な成人であれば通常の食事量で過剰症の心配はありませんが、1日あたりの摂取量は1パック(約100g)程度を目安に留めるのが健全なバランスです。