代々木上原「ミニマル ザ ベイキング」実食レポ!混雑回避の裏技も徹底解説
日本におけるBean to Barムーブメントの先駆者であるMinimal - Bean to Bar Chocolate。その運営母体である株式会社βaceを率いる代表の山下貴嗣氏は、従来のチョコレート製造における「甘味でコーティングする」手法に疑問を投げかけ続けてきた。カカオ豆本来の酸味、果実味、渋みといったテロワール(産地特性)を最大限に際立たせる引き算の美学。その哲学を焼き菓子という新たな表現形態へ昇華させた拠点が、Minimal The Baking 代々木上原店である。
一般的なチョコレート専門店と決定的に異なるのは、ここが「ベーカリーカフェ」としての骨格を持っている点だ。板チョコレートの製造で培った温度管理技術と豆の選定眼を応用し、パンや焼き菓子の製法を取り入れながら、カカオの潜在能力を余すところなく引き出す。職人が工房で豆と向き合い、数秒単位の火入れに神経を研ぎ澄ます姿は、まるで気鋭のガストロノミー厨房を思わせる。