新興国株式インデックスは本当に不要?2026年最新データで見る真相と賢い選び方

新興国株式インデックスは本当に不要?2026年最新データで見る真相と賢い選び方について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。

投資信託の運用報告書や市場データを検証すると、過去10〜15年間における新興国株式の過去利回りは、年率換算でS&P500や先進国株式を大きく下回る局面が続きました。このパフォーマンス格差が「オルカン一本で十分」「新興国は不要」という言説の最大の論拠となっています。

しかし、このリターン格差には明確な構造的背景が存在します。第一に、2010年代以降の世界経済を牽引したのが米国のビッグテック企業(マグニフィセント・セブンなど)であった点です。第二に、新興国経済の成長が必ずしも一株当たり利益(EPS)の成長に結びつかなかった点、そして第三に、通貨安リスクとガバナンス問題が株価の重石となってきた点です。

経済成長率(GDP成長率)が高い国に投資すれば株価も上がると短絡的に考えがちですが、株式リターンを決定づけるのは資本効率と株主還元です。新興国企業は増資による株式の希薄化や、国家主導の規制リスクに晒されやすく、これが指数全体のパフォーマンスを抑制してきた実態があります。

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