大間マグロ漁師・山本秀勝のリアル年収!過酷な一本釣りと手取り額
密着取材の映像の中で、視聴者を幾度となく固唾をのませたのが土壇場での仕掛け切れやエンジントラブルだ。大物がかかった瞬間に糸が破断する——あの悲劇的な瞬間に失われるのは、数百万円の価値を持つマグロだけではない。それまでの航行に費やした膨大な燃料代と、高価な仕掛けのすべてが一瞬で無に帰すことを意味する。
船のメンテナンス費用も莫大だ。ディーゼルエンジンのオーバーホールには数十万から数百万単位の出費を伴い、ソナーや魚探といった精密機械の故障も命取りとなる。水揚げの数字だけを見れば夢のある職種に見えるが、実態は固定費と予期せぬトラブルに追われ続けるシビアな個人事業主の姿そのものだ。