大阪府警の年収は高い?階級別の給与実態と手取り・危険手当の真相
給与明細に記載された高額な額面を見て羨む声が多い一方、現場の警察官が口を揃えるのが「控除額の大きさ」です。実際の警察官手取り額は、額面年収のおよそ75%〜80%程度に着地します。
警察官は地方公務員共済組合に加入しており、健康保険や厚生年金に相当する共済組合掛金が毎月控除されます。これに加えて所得税、住民税、さらには警察官舎(寮)の共益費や警察互助会費、警察共済の積立保険などが天引きされます。例えば、額面月給が32万円(各種手当含む)の若手巡査の場合、差引支給額(手取り)は24万〜25万円程度になります。初任給直後の新任警察官であれば、手取り19万〜21万円前後となる月もあり、「想像していたより手元に残らない」と感じる初任者も少なくありません。
一方で、生活設計を強力に下支えするのが大阪府警ボーナス(期末手当・勤勉手当)です。民間企業の賞与動向を反映した人事委員会勧告に基づき、年間で基本給等の約4.5〜4.6ヶ月分が6月と12月の年2回に分けて安定的に支給されます。
30代中堅(巡査部長・警部補クラス)であれば、1回あたりのボーナス支給額は額面で80万〜100万円前後、年間で160万〜200万円前後に達します。景気変動によって支給がゼロになるリスクを抱える民間企業とは異なり、不況期であっても確実に支給される安定感は公務員ならではの絶大な強みと言えます。