出産立ち会いで夫ができること|後悔ゼロで支える決定版サポート術
「立ち会ったのに、妻から『本当に役に立たなかった』と冷たく吐き捨てられた」。育児コミュニティや大手相談掲示板には、夫側の悲痛な投稿が今なお溢れています。なぜ善意で立ち会ったはずの夫が、妻の怒りを買ってしまうのか。その最大の盲点は、夫側が「感動を共有する観客」の意識で現場に足を踏み入れている点にあります。
日本赤十字社や国立成育医療研究センターなどの臨床報告でも示されている通り、分娩所要時間は初産婦で平均12〜16時間前後に及びます。この長丁場において、妻が求めているのは「隣で一緒にオロオロする同伴者」ではありません。ボクシングのリングサイドで的確に汗を拭き、水を飲ませ、痛みを物理的に緩和してくれる「有能な専属セコンド」の存在です。
立ち会い出産を後悔した理由として、妻側から圧倒的に多く挙げられるのが「居るだけで何の戦力にもならなかった」「助産師さんの顔色ばかり伺って、私の痛みに寄り添っていなかった」という不満です。出産という極限状態において、夫に求められる心得は極めて明快です。「自分がどう感じるか」を完全に捨て去り、「妻の負担を1ミリでも減らすために何ができるか」に神経を集中させる必要があります。