チコちゃんの中身の正体は誰?声と着ぐるみ・Cg合成の裏側を解剖
チコちゃんの頭脳であり魂とも言えるのが、声優を務める木村祐一氏です。番組クレジットでも広く知られていますが、特筆すべきはその収録形式と音声加工のプロセスにあります。
別室ブースからリアルタイムでスタジオを監視
収録時、木村氏はチコちゃんの着ぐるみの中に入っているわけではありません。スタジオの片隅、あるいは別室に設置された特設モニタールームに陣取り、複数のカメラ映像を見ながらマイクに向かっています。 木村氏の肉声は、リアルタイムで専用のボイスチェンジャー(ピッチシフター等の音声エフェクト)を通過し、瞬時に愛らしい「5歳の女の子の高音ボイス」へと変換されてスタジオ内のスピーカーから大音量で流れます。
台本を超越した「キム兄」の即興ツッコミ
番組の骨格となる雑学クイズ部分には台本が存在しますが、MCの岡村隆史氏やゲスト解答者とのやりとりの大半は、木村氏による完全なアドリブです。 関係者の証言によると、現場では予定調和を嫌う木村氏の鋭い観察眼が光り、ゲストの些細な表情の乱れやリアクションの遅れを瞬時に拾い上げて攻撃を仕掛けています。あの小気味よいテンポと絶妙な間合いは、長年のお笑い界で培われた木村氏の話術があって初めて成立するものです。