赤ちゃんの太もものしわ左右差は股関節脱臼?見分け方と受診目安

赤ちゃんの太もものしわ左右差は股関節脱臼?見分け方と受診目安とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

赤ちゃんの太もものお肉にある「しわ」の数や位置が左右非対称であると、親としては「骨の位置がずれているのではないか」と直感的に心配になります。しかし、日本小児整形外科学会をはじめとする小児運動器の専門機関が発信する知見によると、太もものしわの左右差は健常な赤ちゃんの約20〜30%にも自然に見られる極めて一般的な所見です。赤ちゃんの脂肪のつき方や筋肉の張り具合、寝相の癖などによってもしわの刻まれ方は容易に変化します。

一方で、単なるしわの非対称ではなく、以下の観察ポイントが合わさっている場合には注意が必要です。

注目すべきは、太ももの前面だけでなく「お尻の割れ目から太ももの裏側にかけてのしわ」が左右で大きく段違いになっているかという点です。大腿骨の頭(骨頭)が寛骨臼(受け皿)から外れて上方へずれている場合、脱臼している側の足全体がわずかに短縮するため、皮膚のひだに深い左右差が生じます。しわの数そのものに一喜一憂するのではなく、全体のバランスと関節の動きを冷静に見極める視点が欠かせません。

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