朝青龍と朝赤龍は本当に兄弟?知られざる絆と対照的すぎる現在の真相
朝青龍と朝赤龍は本当に兄弟?知られざる絆と対照的すぎる現在の真相とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
四股名が似ていることから、相撲を見始めたばかりのファンからは「土俵上での見分けがつかない」と言われることも少なくありませんでした。しかし、相撲のスタイルと肉体の特徴を観察すれば、二人の個性は正反対と言えるほど際立っていました。
朝青龍は身長184cm、体重約150kg。獲物を狙う鷹のように鋭い眼光、立ち合いの圧倒的なスピード、左四つからの電光石火の投げや突っ張りを得意とし、気迫を前面に押し出すスタイルでした。一方の朝赤龍は、同じく身長184cm前後、体重150kg前後の均整の取れた体躯を持ちながら、顔立ちは温厚で理知的。得意手は「右四つ、寄り」であり、相手の攻めを冷静に見極めて深く差す正統派の四つ相撲でした。相撲ファンの間では、土俵上での激しい闘志むき出しの表情が朝青龍、土俵際でもポーカーフェイスを崩さず堅実な取り口を見せるのが朝赤龍、という見分け方が定着していました。
大相撲の公式記録を紐解くと、朝青龍と朝赤龍の本場所での対戦成績は「0勝0敗」となっています。大相撲の規定では、同部屋所属の力士同士は本場所の通常取組で対戦することが禁じられているためです。二人が公式の土俵で激突する唯一の可能性は「優勝決定戦」のみでした。
「横綱になったダグワドルジと、本場所の優勝決定戦で戦うのが自分の最大の夢」
現役時代の朝赤龍は、新聞各社の取材に対して何度もこの目標を口にしていました。同部屋の頂点に君臨する横綱の胸を借りる稽古場ではなく、満員の国技館の結びの土俵で真剣勝負を演じること。その夢が実現することはありませんでしたが、対戦成績ゼロという記録そのものが、二人が同じ部屋の屋台骨として肩を並べ、互いを高め合ってきた証左に他なりません。