産寧坂で転ぶと死ぬ?三年坂の不吉な言い伝えに隠された歴史の深層
風情ある町並みに寄り添うグルメや甘味処は、産寧坂・二年坂散策の最大の醍醐味です。しかし現地ではオーバーツーリズム対策と景観維持のため、路上での「歩きながらの飲食」は厳しく自粛が求められています。購入した店先や店内のイートインスペースで楽しむのが現在の鉄則です。
実地調査に基づく注目の名店とカフェの利用実態は以下の通りです。
老舗甘味処「かさぎ屋」:産寧坂の石段を下りた角に佇む、大正3年創業の伝説的茶房です。画家の竹久夢二も通ったとされる店内は、昭和初期の静寂がそのまま残されています。最高級の丹波大納言小豆を薪のかまどでじっくり炊き上げた「おはぎ(3種)」や「亀山(ぜんざい)」は、過度な甘さがなく、歩き疲れた体に染み渡る逸品です。
「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」:二年坂に位置する築100年超の数寄屋造り町家を改装した世界初の店舗です。暖簾をくぐると細長い通り庭が広がり、2階には靴を脱いで寛げる畳敷きの座敷席が用意されています。伝統的な京都の生活空間を肌で体感できる場所として人気が極めて高く、昼前後には入店待機列が発生するため、午前中の早い時間帯の利用が鉄則です。
その他にも、焼きたての醤油煎餅を頬張れる老舗米菓店や、抹茶パフェで名高い日本茶カフェなど、狭いエリアに密集しています。ただし、歩行しながらの飲食は周囲の通行人との接触事故や石畳の汚れにつながるため、必ず各店舗の敷地内で味わう配慮が必要です。