Cbr試験とは?現場と設計の違いや計算方法・基準値をプロが徹底解説
Cbr試験とは?現場と設計の違いや計算方法・基準値をプロが徹底解説の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
土質試験の理論は明快ですが、実際の土木現場では机上の計算通りにいかないシチュエーションが頻発します。大手ゼネコン出身の現場代理人や試験室技師への聞き取りから、深刻なトラブル事例が浮かび上がってきます。
「自然含水比が高い火山灰質粘性土(関東ローム層など)で室内CBR試験を実施したところ、突固め直後は硬かった地盤が、4日間の水浸養生後にCBR 1.2%まで暴落した。水を含んだ瞬間に泥濘化する性質を見落とし、盛土計画全体の見直しを迫られた」(40代・土木施工管理技士の手記より)
ネット上の土木技術者コミュニティや知恵袋でも、「現場CBRの測定時に反力用ダンプトラックの積載重量が足りず、測定機を押し込んだ瞬間にダンプの後輪が浮き上がってデータが無効になった」「雨上がりの翌日に現場CBRを測定してしまい、過小な数値が出て発注者から地盤改良を要求され、追加費用の負担協議で紛糾した」といった生々しい告白が散見されます。
土はコンクリートや鋼材と異なり、水分量(含水比)と空気量のバランスによって強度が劇的に変化します。JIS規格が「4日間の水浸」を義務付けているのは、日本の梅雨や台風による冠水状態を疑似再現するためであり、この過酷な条件下をクリアして初めて「道路の基礎」としての信頼性が担保されるのです。