ぶどうの肥料時期を完全攻略!甘い実をつくる年間スケジュールと施肥術
休眠から目覚めたぶどうが活動を本格化させる春から秋にかけては、樹の状態を見極めながらピンポイントで追肥を行っていきます。
まずぶどうの芽出し肥(3月)は、新芽の均一な萌芽を助ける目的で行います。ただし、冬にしっかり元肥を入れており樹勢が強い場合は、あえて芽出し肥をスキップするかごく少量に抑えるのが無難です。
続いて重要なぶどうの追肥タイミングは、満開後の5月下旬から6月中旬です。開花・結実が無事に終わり、幼果が急速に細胞分裂を繰り返して肥大するこの時期は、カリウムやリン酸をはじめとする栄養の要求量が高まります。速効性の化成肥料を控えめに施し、スムーズな果実肥大をアシストします。
そして忘れてはならないのが、収穫直後に行うぶどうのお礼肥(9月〜10月)です。収穫を終えた樹はエネルギーを激しく消耗しています。落葉するまでの約1〜2ヶ月間に光合成を行い、幹や根に糖分やアミノ酸などの「貯蔵養分」をどれだけ蓄えられるかが翌年の収穫量を決定づけます。化成肥料や速効性の有機肥料を少量施し、葉の緑を保って冬支度を整えさせましょう。ただし、10月下旬以降の遅すぎるお礼肥は、いつまでも枝が硬化せず耐寒性を落とす原因になるため避けてください。