「部長様」は誤り?正しいビジネスメール宛名の役職と様の使い方
結論から言えば、「〇〇部長様」という表現は文法上、二重敬語にあたる誤った表記だ。「部長」や「社長」「課長」といった役職名自体にすでに敬称のニュアンスが含まれているため、そこにさらに敬称である「様」を重ねてしまうと不自然な重複が生じる。相手を重んじるあまり丁寧にしすぎて裏目に出る典型例と言える。
失敗しないための基本ルールは極めてシンプルだ。相手の役職と名前を並べる場合は、「役職 + 氏名 + 様」または「氏名 + 役職」のいずれかの形式を選択する。ビジネスシーンで最も汎用性が高く、間違いのない基本パターンを以下に整理した。
基本パターン一覧:
・パターン1(最も推奨):〇〇株式会社 営業部 部長 山田太郎 様
・パターン2(シンプル表記):〇〇株式会社 営業部 山田太郎 部長
・パターン3(役職のみ・名前不明時):〇〇株式会社 営業部長 様
名前が不明で「〇〇部長様」と書きそうになった場合は、上記パターン3のように「役職 + 様」とするのが正しいビジネスマナーだ。兼務役職や「CEO」「プロダクトマネージャー」といったカタカナ役職の場合も同様に、「〇〇株式会社 CEO 山田太郎 様」のように役職を氏名の前に配置すれば違和感なく仕上がる。