不可説不可説転の桁数が驚愕すぎる!無量大数を遥か超える仏教最大の巨大数を徹底解説
まず押さえておきたいのが、この単位の正式な読み方と語源です。漢字表記の「不可説不可説転」は、音読みで「ふかせつふかせつてん」と読みます。字面を分解すると、「説く(言葉で表現する)ことが不可(できない)」という状態を二重に重ね(不可説不可説)、それをさらに「転(回転・二乗展開)」させた状態を意味しています。つまり、人間の語彙や概念では到底言い表せない超越的な境地を、名辞そのものに封じ込めた構造です。
一般的な生活の中で耳にする「日本の巨大数」といえば、兆、京(けい)、垓(がい)と続き、江戸時代の数学書『塵劫記(じんこうき)』に整理された「無量大数(むりょうたいすう)」が終着点として広く認知されています。無量大数は「10の68乗」と定義されることが多く、観測可能な全宇宙に存在する原子の総数(推定でおよそ10の80乗個)に迫る途方もないスケールです。
ところが、不可説不可説転の前に立つと、無量大数の大きさすら瞬時に吹き飛びます。数学的に厳密に導出された不可説不可説転の数値は、以下の指数で表現されます。
107 × 2122 = 1037,218,383,881,977,644,441,306,597,687,849,648,128
この指数の部分(10の肩に乗っている数字)だけでも、約3.7×1037に達します。日本の命数法で言えば「約37澗2183溝」です。すなわち、1の後ろにゼロが37澗個並ぶという意味であり、「桁数そのものが37澗桁」という、紙に書き出すことすら物理的に不可能な天文学的規模を誇っています。