山交ランド閉園の真相と跡地の今|昭和の記憶と蔵王みずき台へ
山交ランドの最大の魅力は、山あいの起伏に富んだ地形を巧みに活かした多彩なアトラクション群にありました。園内の中央にそびえ立っていた大観覧車は、ゴンドラが頂点に達すると蔵王の山並みから山形盆地までを一望できる絶景スポットとして、カップルや家族連れに絶大な支持を集めていました。
絶叫系アトラクションの主役であったジェットコースターは、山の斜面を縫うように疾走するスリル満点のコースレイアウトで、木々の間を猛スピードで駆け抜ける爽快感が評判を呼びました。さらに、本格的なエンジン音を響かせて走るゴーカート、色鮮やかなメリーゴーランド、回転ブランコ(チェーンタワー)、お化け屋敷、ティーカップなど、昭和レトロの王道を行く遊具が隙間なく配置されていました。
夏になると、敷地内の巨大プール施設がオープンし、園内の熱気は最高潮に達しました。水流に乗って流れる流水プールや迫力あるウォータースライダーには、涼を求める数千人の家族連れが詰めかけ、色とりどりの浮き輪で水面が埋め尽くされる光景は山形の夏の風物詩でした。また、冬期にはアイススケートリンクとして営業される時期もあり、通年型のレジャー施設として市民生活を彩り続けました。