北欧で激化する捕鯨問題の真相:国際批判と水産業が秘める実態
ノルウェーの姿勢に対し、最も鋭い攻撃を加えてきたのが過激な活動で知られる海洋保全団体シーシェパードだ。創設者であるポール・ワトソンをはじめとする活動家たちは、捕鯨船の阻止や抗議行動を展開し、北極圏の海域を緊張の渦に巻き込んできた。
彼らの主張は明確だ。捕鯨は生命倫理および海洋生態系の観点から容認できない行為であり、直ちに停止されるべきだというものだ。これに対し、現地の漁業者側は法に則った正当な経済活動であると反論。海上の最前線で繰り広げられる直接対峙とメディアを通じた広報戦は、捕鯨問題を国際的な世論争へと発展させる決定的な要因となった。