東海林さだおの現在と年齢は?タンマ君と丸かじり名作エッセイの全貌
ネット上で時折見られる誤解として、「食通エッセイの重鎮だから、高級店ばかり食べ歩いている美食家なのではないか」という見方があります。しかし、これは実態とは全く異なります。
東海林さだお氏の本領は、「誰も気に留めない身近な食べもののディテールを徹底的に掘り下げること」にあります。銀座の高級寿司ではなく、スーパーのパック寿司に入っているバランの存在意義や、立ち食いそばのネギの量、居酒屋のお通しで出される枝豆の食べ進め方などにこそ、並々ならぬ熱量を注ぎ込みます。
料理の優劣を上から目線で品評するのではなく、「自分自身がいかに食の欲望に振り回され、小さな葛藤を抱えているか」を自虐と観察によって描き出す姿勢こそが、他のグルメ評論家と決定的に異なるポイントです。