70系ヴォクシーのヘッドライト交換!Diy手順とLed化・工賃の全貌
「バーナーを新品に交換したのに片側だけ点灯しない」「点灯後、数分でチラついて消えてしまう」――このような症状が出た場合、バルブの寿命ではなくHIDバラストの故障が疑われます。
HIDバラスト故障の主な症状と発生原因
70系ヴォクシーのバラストはヘッドライトユニットの最下部に配置されています。経年劣化によってユニットの合わせ目(ブチルゴム)や裏蓋パッキンから雨水や湿気が侵入すると、内部の水分が最下部に溜まり、バラスト基板をショートさせてしまいます。
バラストが故障している場合、点灯時に「ジー」という異音がする、あるいは完全に無反応になります。修理にはバンパー脱着を伴うユニットの取り外しとバラストの交換が必要になります。
レンズの黄ばみ除去とカットラインへの影響
新車から年数が経過した70系ヴォクシーの多くが、ポリカーボネート樹脂の紫外線劣化による「黄ばみ・白濁」を抱えています。レンズが曇っていると、どれほど明るいLEDバルブを装着しても光が乱反射し、前方を照らせないばかりか対向車へ幻惑光(グレア光)を与えてしまいます。
市販の研磨剤(コンパウンド)で表面の黄ばみを除去した上でガラスコーティングを施工するか、耐水ペーパーで下地処理を行ってウレタンクリア塗装を施すことで、新品に近い透明度と光量を復活させることが可能です。
2026年基準の車検と光軸調整
現在、自動車の継続検査(車検)では「すれ違い用前照灯(ロービーム計測)」が厳格に適用されています。ヘッドライトユニットの脱着やバルブ交換を行った後は、必ずプロジェクターのエルボー点(明暗のカットライン)が正規の基準内に収まっているか確認しなければなりません。
バルブの取り付け角度がわずか数ミリ狂うだけで、基準値である「6,400カンデラ以上」の光度が出なかったり、光軸が大きくズレて車検不合格になったりします。交換作業後はテスター屋や整備工場で光軸調整(費用相場:1,500円〜3,300円程度)を受けるのが賢明です。