アルコール消毒と何が違う?次亜塩素酸水の正しい選び方と落とし穴
製品の殺菌能力を客観的に評価する上で、最も重要な数値が有効塩素濃度である。厚生労働省や経済産業省、そして独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITEは共同で詳細な実証試験を行い、物品表面の拭き取り除菌における効果的な濃度の物理的基準を提示した。この検証データによれば、対象物の表面に十分な液量を塗布して拭き取る場合、有効塩素濃度80ppm以上の性能が確保されていなければ十分な不活性化は望めない。
一方で、生成装置から直接吐出される微酸性次亜塩素酸水(pH5.0〜6.5程度)においては、35ppm以上の濃度であっても短時間で高い除菌効果が得られることが立証されている。単に「除菌水」と銘打たれたラベルを真に受けるのではなく、製法やpH値、そして出荷時における有効塩素濃度が数値として明記されているかを確認することが、粗悪品を見抜く唯一の防壁となる。