闇バイト「出し子」の危険な末路|初犯でも実刑になる理由と逮捕の現実
「マスクや深めの帽子を着用していれば、ATMのカメラには映らない」というネット上の噂は、完全な妄想に過ぎません。現在の警察捜査における画像解析技術と追跡システムは、個人の想像をはるかに超える水準に進化しています。
銀行やコンビニのATMには、操作者の正面の顔だけでなく、手元、操作パネル、さらには店舗出入口や周辺道路に至るまで、死角を排した無数の高精度防犯カメラが配置されています。警察の専従捜査班は、引き出しが行われた時刻の前後の映像を一斉に収集。対象者の体格、歩き方の癖(歩容認証)、着衣のわずかなロゴ、靴の特徴などを手がかりに、周辺の街頭防犯カメラやドライブレコーダーを数キロメートルにわたって数珠つなぎに辿る「リレー捜査」を徹底的に行います。
さらに、金融機関側でも異常取引を検知するセキュリティシステムが導入されており、連続出金や口座凍結直前の操作に対してリアルタイムでアラートが発信されます。犯行現場のATMから数百メートル離れた路上で私服警察官に職務質問され、所持品から他人口座のカードが発見されて現行犯逮捕される事例も後を絶ちません。仮にその場から立ち去れたとしても、交通系ICカードの利用ログ、スマートフォンの基地局接続データ、防犯カメラ映像の解析によって自宅を特定され、早朝に捜査員が令状を持って踏み込んでくることになります。