薬を飲んでも咳が止まらない?風邪薬が効かない原因と受診の目安
医療機関へ行くべきか迷う際、国際的・国内的なガイドラインでも共通の指標となっているのが「咳が長引く2週間以上」という期間の壁です。通常の風邪に伴う咳であれば、2〜3週間以内に自然軽快に向かいます。3週間を超えて続く咳は「遷延性咳嗽」、8週間以上は「慢性咳嗽」と定義され、自然治癒を期待するのは困難です。
では、実際に咳が止まらないときは何科を受診すべきでしょうか。結論として、最優先すべきは「呼吸器内科」です。
一般的な内科でも一次診療は可能ですが、咳喘息の診断に必要な「呼気NO(一酸化窒素)検査」や精密なスパイロメトリー(肺機能検査)を備えている施設は呼吸器内科専門医に集中しています。耳鼻咽喉科領域(副鼻腔炎など)の関与が疑われるケースを除き、咳そのものが主訴であるならば、呼吸器内科の受診目安として「2週間以上の継続」「夜間の発作的な咳」「市販薬の無効」が揃った段階で専門クリニックへ足を運ぶのが最短の解決策です。