【2026年最新】「トイレットペーパーが買えない」品薄騒動の現場を追う:在庫はあるのになぜドラッグストアの棚は空っぽになるのか
都内にある中堅ドラッグストアの店内。トイレットペーパーが並ぶはずの通路は、異様な静けさに包まれていた。かつて数十パックがずらりと並んでいた棚には「本日分は完売しました」「次回入荷未定」と書かれたA4用紙がぽつんと貼られている。買い物かごを手にした40代の女性客は、「今週に入ってから3回頼まれて見に来たけれど、一度も買えていない。まるで数年前の悪夢のようだ」と肩を落とした。
こうした現象は一箇所にとどまらない。新宿、渋谷といった大繁華街の店舗から、練馬や足立といった住宅街のスーパーに至るまで、特に午後以降の時間帯に商品が完全に姿を消す現象が相次いでいる。フリマアプリではすでに、通常価格の2倍から3倍もの値段で出品されたロールが取引される事例も散見され始めている。なぜ今、日常の象徴とも言える紙製品が手に入りにくくなっているのだろうか。